「35歳で読者が減少するというデータはありません」
マンガ好きの男性は本当に、35歳で「ジャンプ」から卒業するのだろうか。埼玉県在住の37歳のサラリーマンは30歳頃に買わなくなった、と打ち明ける。好きなマンガだけ読みたいという理由からで、
「ONE PIECEなどジャンプで連載中のマンガの単行本は買い続けています」
それでは、「少年誌」といわれるジャンルのマンガ雑誌を大人になっても買い続けることに抵抗はないのか。都内の33歳の男性は、
「『少年』というのは単なる雑誌の記号だから全く気にならない。好きな連載が続く限りジャンプは買い続けますよ」
神奈川県の27歳の男性も、「少年誌」ということに全く拘りはないという。
「面白いから買うという行為に、年齢なんか関係ないことだと思います」
「少年ジャンプ」を発行する集英社広報は、「少年ジャンプ35歳卒業説」について、「35歳で読者が減少するというデータはありません」
と否定する。ただし、読者アンケートで見ると、10代が7割を占めている、といっている。