吉本芸人が覚せい剤擁護? ブログ炎上で記事削除

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   吉本所属のお笑いタレントが、覚せい剤使用を擁護しているとも受け取られるブログを書いて物議を醸している。その後謝罪したものの「否定も出来ない」と書いたため、さらにブログが炎上し、エントリーが削除される騒ぎになっている。

酒井容疑者「悪魔みたいなあつかいの報道」

ドラッグに触れたブログエントリー
ドラッグに触れたブログエントリー

   このタレントは、まゆ毛を剃った特異なルックスが特徴の家城啓之さん(33)。

   お笑いコンビ「カリカ」のボケ役をしている。過去にいくつかテレビ出演があるほか、子どもたちに人気のTOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」で、「やしろ教頭」としてパーソナリティをしている。

   家城さんは、覚せい剤事件を起こしたタレントの酒井法子容疑者(38)が、マスコミで度を超えるバッシングを受けていると感じたらしい。自らのブログで2009年8月13日、警視庁のマスコットキャラクター「ピーポ君」人形に語りかける形で、マスコミ批判を繰り広げた。

   「非合法なドラッグは良くないと思う」と断りながらも、「ものを表現する人が非合法なものをすることを否定はしない」と問題提起した。自らは手を染めないとしたうえで、「良質な作品を作るのに過程など全く意味をもたないし、だからやる人はやれば良いと思う」と書き込んだ。

   さらに、覚せい剤など使用を擁護しているとも受け取られかねない発言までしたのだ。

「迷惑かけなければ 表現する人じゃなくても その人が楽しんでるなら 悪いことなのだけども 別に良いと思う」

   そして、酒井容疑者を念頭に置いたように、「悪魔みたいなあつかいの報道」と批判し、罪の大きさを超えたマンモスのような罰を受けていると指摘している。

   一方、女優の伊東美咲さん(32)がパチンコメーカーの社長と結婚する見通しを伝えた報道については、「天使をあつかう様な報道」としたうえで、こう疑問を呈している。

「夫婦で仲良く非合法と 玉の輿な結婚するの 本当の悪はどっち? どっちも人間くさくて良いのだけども そこまで差があるの?」

「肯定はしてません ただ否定も出来ない」

   カリカ家城啓之さんは、ドラッグに染まりながら曲を作ったとされるビートルズなどを連想しながら、タレントには反社会的な要素も多少はあるとブログで言いたかったのかもしれない。コメント欄にも、当初はファンらから、「私もそう思います。メディアは騒ぎすぎなんですよ」「今まではちやほやしてたくせに手のひら返したように、、、ひどすぎる」などと共感のメッセージが寄せられていた。

   しかし、ネット上でその内容が伝わると、批判的なコメントが多くなった。

「言いたいことはわかるけど、悪いことは悪いと思いますが…」
「結果、人に迷惑かけるんじゃないでしょうか?幻覚がみえて、殺人でもしたらどうするんですか?」

   伊東美咲さんの結婚を、酒井法子容疑者の覚せい剤使用と比較したことにも、批判が相次いだ。

   家城さんも、姉など周囲の人たち何人かから怒られたとして、2009年8月14日になって、自らのブログで謝罪した。とはいえ、「誤解をうける 書き方になってしまったけども 肯定はしてません ただ否定も出来ない」とも主張した。そして、「人間も怖い」「アムステルダムでも行って暴れますか!?」などと書き込んだこともあってか、ブログがさらに炎上。同日夕になって、13、14日のエントリーがともに削除された。

   J-CASTニュースでは、家城さんが所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーに、家城さんのブログについての考えを取材したが、担当者が外出中とのことだった。

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