レンタルショップでも「すべて貸し出し中」だった
価格も高騰している。13日17時現在、酒井容疑者が出演したテレビドラマ「星の金貨」の「DVD全6巻」が82件の入札を集め8万2000円となっているのをはじめ、前出の「習字」は2万円、「生地」は1万500円(いずれも入札中)となっている。またネット通販サイト「アマゾン・ジャパン」内でユーザーが自由に出品できる「Amazonマーケットプレイス」でも、酒井容疑者のCD「酒井法子 Best Selection」が1万6900円から、「大好き~My Moments Best~」が1万3800円から売られるなど、定価の倍以上となる価格がついている商品が多くみられる。
商品を購入できなくとも、レンタルで酒井容疑者の姿を観ようとするファンも多いようだ。子どもの頃に「星の金貨」を観てファンになったという都内在住の大学生(22)は、
「事件で『もう観られなくなるかも』と思いレンタルショップに駆け込みましたが、『星の金貨』も『続・星の金貨』もすべて貸し出し中でした」
と残念そうな様子だ。
消費者行動を研究しているある専門家は、ネット上での「活況」についてこう話している。 「事件をきっかけに思い出し、同情や懐かしさから純粋に購入する人と、それに便乗し『レアな商品になる』と見越して買い集める人が出てくる。その相乗効果でこのような現象が起こっているのでしょう」