合成麻薬を使用した押尾学容疑者(31)が出入りし、女性の変死体がみつかった都内の高級マンションは、下着通販大手ピーチ・ジョンの野口美佳社長が所有していることが分かった。押尾容疑者と野口社長は親しい関係のようで、野口社長は自身のブログに押尾容疑者を登場させたこともある。
「学の顔は、ほんとによく出来ているなぁ」
「1oven.com 野口美佳ブログ」(2009年6月24日付け)には「仕事帰り、目の保養に出かけました」とし、押尾容疑者のバンド「LIV」のリハーサルの様子を写真入りで紹介している。その中で、
「学の顔は、ほんとによく出来ているなぁ」
「体は、鍛錬の賜物。たまの付き合い以外めったにお酒も飲まず、タバコなんか大嫌いな彼。毎日の努力が磨きをかけてます」
などとベタ褒めしていて、「LIV」のコンサートの開催日と場所、料金まで記されている。
ブログに掲載されている写真は、押尾容疑者が歌っていたり、食事をしたりしている姿。野口社長自身も「LIV」のメンバーを「息子たち」と表現しており、かなり親しい関係なことがわかる。しかし、このブログ記事は事件発覚後に削除。ブログ自体も現在はアクセスできなくなっている。
2009年8月2日、押尾容疑者が女性とマンションの部屋に一緒にいたところ、女性の様子が急変、マネジャーに連絡し部屋を立ち去った。マネジャーは部屋を訪れ、全裸で女性が死亡しているのを発見、119番通報した。その後、警察は押尾容疑者を取り調べ、合成麻薬MDMAの使用が見つかった。
死亡したのは、銀座の高級クラブに勤める30代の女性で、押尾容疑者は「知人だった」と話しているという。マンションは下着通販会社社長が所有している。なぜ押尾容疑者がこのマンションに出入りしていたかについては、「社長から『部屋を自由に使っていい』といわれていた」(産経新聞09年8月5日)といった話がマスコミには出ている。