結婚式にも広がる「格差」 「親の援助」の差が影響?

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挙式、披露宴の全国平均は317万4000円

   リクルートの結婚式情報誌「ゼクシイ」の「結婚トレンド調査2008」によると、挙式、披露宴にかかった費用の全国平均は317万4000円だった。07年の318万7000円に比べて微減しているが、ここ数年をみると05年292万8000円、06年303万1000円と増加傾向にある。

   もっとも、経済状況や価値観によって差があるようだ。

   「Yahoo!知恵袋」に結婚式の費用についての質問が09年5月11日に書き込まれている。コメントを見ると、「200万円台」がもっとも多いが、「海外で式を挙げて400万円」「500万円かけた」と言う人もいる。

   一方で、

「私も娘も、結婚式を挙げていません。お金がないというのもありましたが、紙きれ一枚の地味婚です。挙げないのは、常識的におかしいですか?」

   という質問が09年2月13日に書かれている。

   これに対し、「幸せならば地味婚でもなんでもいいと思います」「わたしも結婚式を挙げていないし、旅行にも行っていません」など賛同する人もいる。

   日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が09年2月6~12日に行った調査で、全国の20歳から29歳までの6人に1人は預貯金や株、投資などの保有金融資金が「ゼロ」だった。25万円未満は19.3%、25万~50万円未満が10.3%で、半数が50万円未満だ。それでも、挙式に数百万円かけられるカップルもいる。地味婚カップルとの差は何か。

   その答えは「親の援助」。

   リクルートの調査で、挙式・披露宴の費用を親・親族から援助してもらったという人は78%にのぼり、援助総額の平均は199万円だった。07年は182万1000円で、05年以降は年々増えている。

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