途中退出「あれは演出です」
過激トークは、これだけで終わらない。
司会の浜田雅功さんが、梅宮辰夫さんについて「撮影の合間に、クルーザーに乗せて沖へ連れていきよる。泳いで帰られへんところまで…」と突っ込む。すると、梅宮さんは、「強制的にじゃないけど、それはあるんだよな。逃げられないのは当たり前だから、向こうは、ちゃんと覚悟しています」とあっけらかんとしていた。
ところが、しばらくして梅宮さんは、途中退席した。「マネージャーさんがこれ以上しゃべってくれるなということで」とゲストらから説明があると、浜田さんは、「この番組終わるまでのスケジュール切ってるはずなのに」と怒った様子。「犯罪者ですよ」と言うと、ゲストらから「違いますよ」とフォローが入っていた。
ネット上では、この過激トークへの評価は、比較的高い。2ちゃんねるでは、「浜田神すぎ」「絶対DXじゃできない話ばっかだったな」と出演者らをほめる声のほかに、「まじでテレビ業界がひっくり返るな」「生放送&CM無しの効果を見たわ」との声が上がっている。ネット企画に、ひな壇タレントとやゆされるテレビのバラエティ番組を超える可能性を見ているようだ。
梅宮さんの所属事務所ピックルズでは、ネット企画に出た理由について、「依頼があったので出ました。ネットだからという心配はありません」と話す。途中退出については、真偽は分からないが、「あれは演出です。もとから途中で出た方が面白いと考えていました」と言う。今後も依頼があれば出演するとしている。
浜田さんは、出演理由について、「ぜひ」と言われて決めたことを生放送の中で明らかにしている。
ニコ動運営会社の親会社ドワンゴでは、浜田さんが怒った様子をみせたことについて、「怒ってはおらず、流れの中での発言だと思います」とする。そのうえで、生放送企画について、「地上波のテレビと違う独特の空気だったのでは。来場者数もコメントも過去最高になるほど盛り上がって、手応えを感じています」と話している。