「沢山の勇気をもらいました」 川村カオリに追悼コメント8000件

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辻仁成さんは「カオリ、ありがとう」

   また、川村さんの死には多くの関係者が追悼コメントを出している。音楽評論家の大貫憲章さんはブログで、川村さんと一緒にDJを行った際、川村さんがローリングストーンズやオアシス、クラッシュなどをかけていたことを振り返った。デビューシングル「ZOO」をプロデュースしたミュージシャン・作家の辻仁成さんは「カオリ、ありがとう」とだけ綴っている。

   川村さんは、1971年生まれ。日本人とロシア人とのハーフで、17歳の時に歌手としてデビューした。「神様が降りてくる夜」(90年)「翼をください」(91年)などのヒット曲がある。また、歌手としてだけでなく、女優やモデルとしても活躍。ギタリストの前夫の間に7歳になる娘がいる。

   最初にがんが見つかったのは04年。乳がんで左乳の摘出手術を受けていた。05年には活動を再開したものの、08年1月にリンパ節、肺、骨にがんが転移。点滴による抗がん剤治療を受け、同年10月にブログで転移を公表した。なお、川村さんの母親も40代のときに乳がんで亡くなっている。

   がんと闘う一方、09年に入ってからは5月に東京・渋谷C.C.Lemonホールでライブを行い、同月末には13年ぶりのアルバム「K」も発売していた。歌手として精力的に活動しようとしていた矢先の死去だった。

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