ミス・ユニバース日本代表の宮坂絵美里さん(25)が世界大会で着る衣装について、「下品だ」「売春婦のようだ」といった批判が殺到している。衣装制作に関わった老舗呉服屋や織元も怒りを隠さない。一方で、「海外うけする」と見る専門家もいる。
「羞恥心の無さにがっかりです」
問題になっているのは、宮坂さんがミス・ユニバース世界大会の民族衣装部門で着る着物だ。2009年7月22日にお披露目した。
黒い牛革に金箔の水玉模様が施された生地を使用し、丈は短く、中に着ている濃いピンクのボディスーツが下着のようにのぞいている。さらにピンクのガーターベルトと同色のストッキングをあわせ、手に般若のお面を持っている。
宮坂さんのブログのコメント欄には、
「股間がチラチラ見えるピンクのガーターベルト、あれはセクシーではなく『下品』です」
「アジアの売春婦に求めるような衣装を自ら着る羞恥心の無さにがっかりです」
などというキツイ批判が殺到している。
「世界中の人にその着物の衣装はさらさないでください。お願いします」
と、衣装の変更をお願いする人もいる。
デザインしたのは、和のテイストを取り入れたファッションを提案する義志(東京都渋谷区)の緒方義志代表。過去にも日本代表の衣装を担当し、今回もミス・ユニバースジャパンの総合プロデューサーであるイネス・リグロンさんから指名を受けた。
緒方氏は同社ホームページ内にある7月24日付けのブログで、「日本人女性には西洋の女性に勝る色気や大胆さがある」とした上で、衣装については着物を通じて「刺激的に伝える」ことに挑戦したと説明している。