「いらだつと手がつけられず、『病院行くまでやれ』『死んでもらう』」
一方、従業員からの疑心暗鬼ぶりは、調査委員会が従業員に対して行ったアンケートの回答から浮き彫りになっている。
「社長個人の気質としていらだつと手がつけられず、『病院行くまでやれ』、『死んでもらう』、『イヤならさっさとやめろ』などの発言は日常茶飯事的にあり、何か失敗をすると簡単に社内処分が下される」
「このアンケートに真面目に答える(真実・感じたことを忌憚なく伝える)こと自体が、恐怖であると強く感じることを付け加えさせて頂く」
報告書では、再発防止策として(1)社長の意識改革(2)ガバナンス体制等の再構築など6項目を提言しており、カブドットコム証券は
「特別調査委員会のご指摘、ご提言を真摯に受け止める」
などとするコメントを発表。今後、報告書をもとにして、社内処分や再発防止策を検討する方針だ。