対立候補を無視するような態度をとる動画がネット上にアップされ、批判を受けていた小泉進次郎氏(28)が「釈明」した。無視したのは、周囲の有権者を優先したからで、悪意があったわけではないという。
「有権者とふれ合いたかった」
神奈川11区から衆院選に出馬する、小泉純一郎元首相の次男・進次郎氏。地元祭り会場を遊説中に対立候補の民主・横粂(よこくめ)勝仁氏(27)が挨拶したが、それを無視するかのような態度をとる動画が2009年5月24日、YouTubeにアップされた。これまでに約35万回再生され、「失礼にも程がある」等のコメントが2500件以上投稿されている。
そんな進次郎氏が7月26日付けの産経新聞の取材に応じた。記事の中で進次郎氏は、横粂氏を無視した理由に関し、「1人でも多くの有権者と、1秒でも多くふれ合いたかった」と語り、「ひんしゅくを買ってしまったとしたら大変残念です」と「釈明」した。
「今後の行動を見ていただければ」
地元横須賀市にある進次郎氏の事務所は27日、J-CASTニュースの取材に応じ、「何を言っても言い訳ととられてしまうので、基本的にはコメントしていない」としながらも、
「色々な方向から声をかけられ、意識がそっちの方にいってしまった。有権者とふれ合うのに一生懸命だったのだと聞いています。横粂さんを悪意で無視したと言われますが、そんなつもりはありません」
と説明。ネット上で非難を浴びていることに関しては「真摯に受け止めていますが、今後の小泉の行動をみていただければ」と話した。
また、この動画をJ-CASTニュースが記事として取り上げた際には「取材はどのメディアに対してもお応えしておりません」と、取材拒否していたが、
「取材は21日に衆院が解散されてから受けるようにしました」
といっている。選挙活動のスケジュールもまだ決まっておらず、準備段階だったので取材に対応できなかったとのことだ。