料理も酒も一品300円前後 低価格「居酒屋」出店ラッシュ

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   一品300円前後の低価格を売り物にした居酒屋が人気を集め、出店ラッシュになっている。品数も豊富で、こうした低価格店がこれから増えていく、と専門家は見ている。

101品の料理、73種類の飲み物

   三光マーケティングフーズが運営する「金の蔵Jr.」は2009年7月に入り、出店ラッシュの状況だ。「全品299円居酒屋 金の蔵Jr.」「全品300円居酒屋 金の蔵Jr.」では、料理も飲み物も全品299円か300円(税抜き)と一律低価格に設定している。

   7月9日には横浜相鉄口店、7月14日には池袋西口本店、7月21日には吉祥寺駅前口店、自由が丘駅前店などを相次いで出店している。都内を中心に合計14店舗となった。料理の品数は101品、73種類の飲み物を用意している。さっそく池袋店に足を運んでみたというある人はブログで、「300円だと安心して飲める(笑)。安いせいか若いお客さんが多い」とコメント。豊富な品揃えと低価格が人気を呼んでいるらしい。

   イターナルサービスが運営する「じゃんぼ焼鳥『鳥貴族』」。同店では1986年の創業以来、全品280円(税抜き)均一で商品を提供している。焼き鳥ならば2本で280円。鶏の唐揚げやポテトフライ、なんこつ唐揚げといった定番の料理メニューは67品目ある。飲み物ではビール、サワー、梅酒に日本酒など多数、用意している。

   「鳥貴族」も、6月30日には愛知県・錦三袋町店、7月15日には東京・葛西店、7月22日には東京・下北沢店、7月28日には兵庫・阪神尼崎店と全国での出店が相次いでいる。ホームページの説明では、飲食業界の出店スペースは落ちている現状だが、低価格の業態が不景気に強いと見て、同社は出店準備を急いでいると書かれている。「鳥貴族」で食事をした個人のブログにはやはり、「コスト・パフォーマンスはすごくいいですね。それにしても、調子に乗ってよく飲み、よく食べました」などと書き込まれていた。

姉妹サイト