「アプリ」完成まで半年を費やした
実はこのシステム、孫正義ソフトバンク社長の提案から生まれたのだという。ホークス広報によれば、秋山監督が就任の挨拶をしにオーナーでもある孫社長のもとを訪れたとき、
「iPhone 3Gを使って、選手に役に立つものが作れないだろうか。そのための協力は惜しまない」
という申し入れがあった。この提案を持ち帰り、企画されたのが先のシステム。ソフトバンクから提供された「iPhone 3G」は100台。開発チームは半年がかりで「iPhone 3G」用のアプリを完成し、シーズン始めから実用化させたのだという。
「選手達は常に野球のことを考えていますので、セカンドバックなどからさっと出し、動画を確認しています。前日の試合で気になることがあった選手はなおさらのようです」
これで、03年以来のリーグ優勝と日本一になることができるかどうか。