輸出が持ち直してきた。財務省が2009年7月23日に発表した貿易統計を、内閣府が独自に季節調整して試算した09年4-6月期の輸出数量指数は、前期(09年1-3月期)に比べて10.82%増え、5四半期ぶりにプラスとなった。
輸出が前期比で2ケタ増となるのは、統計がさかのぼれる03年以降で初めて。中国・アジア向けの輸出が大きく伸びた。
また単月でみると、09年6月の輸出数量指数(2005年=100)は81.68で、前月比6.06%増だった。しかし、前年同月と比べると約3割も下回っている。輸出数量指数は08年11月以降、100を割り込んでいる。