東京証券取引所第1部に上場している企業のうち、2009年度に入ってから第2部に指定替え(降格)となった企業は4社(予定を含む)となった。最近では07年度に、年間で4社が「2部落ち」したが、今年度もこのまま金融危機の影響による業績悪化が止まらなければ、上場維持基準を満たすことができずに降格が増える可能性がある。
4月1日付で「降格」したパシフィックホールディングス(HD)、7月1日付のアトリウムは不動産関連、8月1日付を予定している島田理化工業とFDKは電気機器で、降格の理由はともに08年度末で債務超過に陥ったためだ。
このうち、パシフックHDはすでに上場を廃止。アトリウムも7月28日に上場廃止を予定している。