全日本空輸の伊東信一郎社長が2009年7月22日の会見で、7月からゼロにしている燃油サーチャージに関し、「10月からいただく方向で検討している」と語った。日本航空も検討中だという。
全日空と日航は、直近3か月の燃油(シンガポール・ケロシン)の平均価格が1バレル=60ドルを下回った場合、燃油サーチャージをゼロにすると決定。2~4月の平均価格が約55ドルだったので、両社とも7~9月のサーチャージをゼロにしていた。だが、10~12月の基準となる5~7月の平均価格は現在70ドルまで上昇しており、サーチャージ復活の可能性が強くなっている。