1年定期で年1%超 人気根強い高い金利商品

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   銀行の定期預金の人気が根強い。店舗をもたないインターネット専業銀行の金利が、メガバンクなどに比べて高いが、最近はネット銀行以外でも比較的高い金利を全面に押し出している。ひところ、金利が高いのは、経営不振を意味するのでは、などと心配するお客もいたが、最近は少ないようで、人気は根強い。

あおぞら銀は年1.2%の金利が売りモノ

   あおぞら銀行が2009年6月1日から7月31日まで展開している「あおぞらダイレクト定期」は、「1年定期で年1.2%」の金利が売りモノ。300万円以上の預け入れ金額に適用されるが、50万円以上300万円未満の場合でも、預入期間が3年(半年複利)であれば年1.2%がつく。1年ものの年0.95%にしても、他行に比べれば高め。同行は「残高は情報開示していないが、好調に推移しています」と話す。

   新生銀行との合併を発表したばかりだが、定期預金の増勢ペースは「(発表前と)変わらないペースで推移している」と話している。

   定期預金しか扱っていない日本振興銀行は、1年もので年1.0%をつけている。テレビCMで認知度を高める一方、09年4月からは定期預金の金利を掲示したラッピングカーを走らせる。店舗は5月に100か店を達成した。普通預金は扱わない、店舗といっても一般の銀行のような現金を扱う構造でなかったりと、とにかくコストを抑えることで高い金利を維持している。

   同行の定期預金は、預金者が他行のATMから振込手数料を負担して預け入れる仕組み。それにもかかわらず、3月末の定期預金残高は4024億円、前年比3.2倍増と驚異的に伸びた。

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