リニア中央新幹線、輸送需要でも直線ルート優位

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   リニア中央新幹線について、JR東海は2009年7月21日、検討している3ルートの需要予測などの試算結果を自民党のリニア特命委員会に報告した。それによると、輸送需要量は、南アルプスを直線で貫く「南アルプスルート」が年間167億人キロで最も多く、長野県要望の迂回する「伊那谷ルート」 を9%上回った。

   南アルプスルートの維持運営費は、年間1620億円で、駅設備などの更新費は50年間で計2兆9100億円。これに対し、伊那谷ルートは、輸送需要量が153億人キロ、維持運営費が1810億円、更新費が3兆4200億円となった。

   一方、別の木曽谷ルートは、輸送需要量が156億人キロ、維持運営費が1770億円、更新費が3兆3300億円だった。

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