若者に馴染みのある言葉遣いで、心理的ハードルを低く
一方、「タイプ別から探す」では、「egg系GALタイプ」「アゲ嬢タイプ」「お姉系GALタイプ」「men's egg系/お兄系タイプ」「B-BOY系タイプ」という5項目にわけられている。いずれも若者向けのファッションジャンルを指し、利用者は、自分のスタイルにあった商品を選びやすいというわけだ。
こうした若者向けの言葉を多用したサイトの作りに対して、J-CAST会社ウォッチで「携帯電話」コラムを執筆している井上トシユキさんは、「面白い試みですね。なかなか上手いやり方では」として、次のように分析する。
「若い子たちには馴染みのある言葉遣いをすることで、(商品購入の)心理的なハードルが低くなると思います。最近はネットで販売が伸びていることもあり、先手を打って(若いお客さんの)囲い込みをしているとも考えられます」
なお、調査会社MMD研究所が2009年4月に発表した「モバイルコマースに関する利用動向調査」では、09年3月に携帯電話でショッピングしたことがある人は全体で33.8%、男性で29.5%、女性で38.4%だった。世代別に見ると、10代以下で26.1%、20代前半で35.0%。07年5月に同研究所が発表した同様の調査結果では10代の12.5%、20代前半の27.3%はケータイから商品を購入した経験があるとしており、ここ2年、若年層の利用者も増加傾向となっている。