開票特番と「イモトマラソン」 日テレ「8月30日」に困った!

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「盆と正月が一緒に来たような状態」

   「24時間テレビ」では、全国各地にチャリティー会場を設けて中継するなど、地方局にとっても負担が大きい。また、選挙特番の時は出口調査や「票読み」のために、スタッフを投票所や開票所に貼り付ける必要がある。いわば、「盆と正月が一緒に来たような状態」ともいえ、各局はかなりの苦労を強いられそうだ。

   もっとも、今回のバッティング、必ずしもマイナス面だけではなさそうだ。日本テレビには、過去に選挙とのバッティングを上手く克服してきた経緯があるのだ。日本テレビにいくつかある「看板番組」のひとつが巨人戦中継だが、投票時間が20時まで延長された98年7月の参院選では、「NNN選挙&ナイター」と銘打って、特番と巨人-阪神戦を同時放送。選挙と野球中継を左右に分割する「新合体画面」と呼ばれる画面を開発した。

   また、96年の衆院選は、日本シリーズ中継とバッティング。野球の間は画面をL字形に区切り、「L」の部分で、各党の獲得議席数や当確情報などを流す試みを行った。

   96年の「日本シリーズ・第2戦&NNN総選挙スペシャル プロ野球・巨人×オリックス」の世帯平均番組視聴率は43.3%を記録(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。年間視聴率ランキングでは、紅白歌合戦に次いで2位にランクインしている。今回についても、視聴率の面では、必ずしも悲観する必要はなさそうだ。

   ただし、この「バッティング危機」、イモトさんがどのように受け止めているかは不明で、イモトさんの公式ブログでは、7月16日現在、ケニアロケの様子が更新され続けている。

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