「デキ婚」が多発中  新婦の3、4割が「妊娠」 

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ブライダル業界では「おめでた婚」「授かり婚」「エンジェル婚」

   デキ婚が市民権を得つつあるが、避妊のミスで子どもができちゃった、というネガティブなイメージもある。そこでブライダル業界では数年前から、「おめでた婚」「授かり婚」「エンジェル婚」などと言い始めている。

   「デキ婚」をサポートするサービスをしているLADIRBでは「ママ」と「マリッジ(結婚)」を組み合わせて、「ママリッジ」と呼んでいる。結婚情報誌「ゼクシイ」(リクルート)では「ダブルハッピー婚」と呼んでいる。結婚と赤ちゃんを授かったことで、2つの幸せ(ハッピー)という意味だ。

   リクルート広報部ゼクシイ担当者は、

「式を挙げても入籍しない事実婚などのようにカップルの形が多様化していて、できちゃった結婚もその1つとして認知されるようになっています。引け目を感じているカップルはほとんどいません。その一方で、デキ婚という悪いイメージのある言い方が残っていてギャップがあるので、新しい名前で数年前から呼んでいます」

と説明する。

   妊婦専用の結婚式プランを用意している式場も増えている。

「お腹周りがゆったりとした作りのドレスを用意したり、階段やちょっとした段差がない会場もあり、環境を整えています。つわりで突然吐いてしまうこともあるので、新婦の前のテーブルの下にバケツを置いたり、スタッフが飲み物やタオルをその都度差し出す体制にしているところもあります。今では(妊婦のウエディングが)結婚式のプランの1つになっています」
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