人気のアウトレット・モールとは 「安・近・短」のレジャー

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「テーマパークのようなレイアウトで楽しく買い物ができる」

   アウトレットモール業界は、チェルシーと、三井不動産参加の三井アウトレットパークが2強で、約5000億円とされる市場規模の6割以上を両社で二分する。三井は、約30年前に千葉県船橋市で開業した大型商業施設「ららぽーと」以来培ったテナント選びに定評があり、郊外でも大阪、横浜、神戸、千葉など大都市近郊に店舗を展開しているのが特徴。一方、チェルシーは、本場米国流の施設造りを徹底して研究したといい、立地も大都市から車で1~2時間の距離が多い。吉村俊秀社長は「テーマパークのようなレイアウトで楽しく買い物ができる付加価値を創造したい」と話す。

   民間経済調査機関の調査員は「ブランドショップの在庫品といっても、かつては流行遅れの商品が多かったが、最近は不況でシーズン物もアウトレットの店頭に並ぶようになり、都心の百貨店の季節セールよりも先に安く買えるようになった」とアウトレット人気の背景を分析する。郊外の立地を生かし、地元の人気飲食店の出店や名産品販売も増えており、遠方の観光客も目立つようになっている。不況による消費者心理の変化が追い風になっているようだ。

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