「文系・理系のくくりで募集するのは珍しいケース」
また、文系よりも理系の方が遙かに多い人数を総合入試で募集する。
「文系だと、法律家や教育者になりたいなど、学部別に高校生でも将来をイメージできます。理系だと、例えば生物を学びたいと考えたときに理学部でも水産学部でもできるわけです。しかも、専門的で外からだと分かりにくい。なので、理系の方が枠を多くとっています」
と北大の入試課の担当者は説明している。
ちなみに、2年次の進路選択では理系の場合、医学部を希望することも可能だ。だが、1000人を超える総合入試入学者に対して、現在予定している医学部枠は僅か5名。依然として難関となっている。
文部科学省の大学入試室の担当者によると、国立大学ではほかに東大が学部よりも大きなくくりで入試を行っているが、北大のような文系・理系のくくりで募集するのは珍しいケースだという。