2009年6月のアルバイトの全国平均時給は973円で、対前年同月の増加率で0.5%となり、10か月ぶりにプラスに転じたことが、人材サービスのインテリジェンスの調べでわかった。前月比でも15円増えた。
看護師や福祉、介護などの時給水準が堅調に推移、また夏期講習などの季節要因もあって塾講師や家庭教師の時給が上昇したことで、専門職系が前年同月比で12.3%と大きく伸びた。6月のプラス要因はその影響。他の職種では前年同月比マイナスとなった。同社は「全体的には時給の停滞傾向が続いている」と指摘している。
エリア別では関東エリアが1024円と最も高く、関西エリア985円、東海エリア953円となった。職種別では「専門職系」が1205円と最も高く、「サービス系」997円、「運輸職系」981円と続いた。