知事会のマニフェスト採用なら「自分は出る必要がない」
知事は都議選後の09年7月13日に記者会見した。その中で、自民党の都議選惨敗について、自民党の体質が硬直しているからだとした上で、「変えられないかもしれないけれど」と皮肉まじりに語った。
国政進出に批判的な声が上がっている、という記者の質問には、自分への批判の声は「粛々と受け止めないといけない」と話した。批判の声が上がるのは、県知事としての任期を全うしないうちに国政に転出することへの違和感なのではないか、と分析。仮に、自民党が地方分権に関する全国知事会の考えを採用し実行してくれるなら、「(自分は次期衆院選に)出馬する必要もない」と、かなりの弱気な発言をした。ただし、出馬するか取りやめるかはまだ決めていない、ということだった。