シャープLED電球に注文殺到 ライバル「値下げ」で一気に普及?

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ライバルの東芝ライテックも「値下げ」

   シャープの参入を受けて大幅な価格見直しを行ったのが、ライバルの東芝ライテックだ。そもそも同社は3月、他社に先駆けて白熱電球代替型LED電球を発売。白熱電球40Wサイズ相当のモデルを希望小売価格1万500円で売り出したが、シャープの発表から11日後の6月22日、同サイズで5250円となるモデルを7月15日に発売すると発表した。

   同社によると発売当初から、LED電球は画期的ではあるものの、1個1万円となる高価格で主婦層が購入をためらい、一般家庭には普及しないという声が挙がっていた。だが、技術の蓄積と大幅なコストダウンにより、品質を落とさずに価格を半分にすることに成功したという。

   同社広報担当者は、

「LEDの技術の進歩には目覚ましいものがあり、より明るく、より少ない電力で光るようになっています。一般にLEDは明るくないというイメージを持たれていますが、十分に明るいということが認知されれば普及も進み、価格も一層低くなっていくのではないかと思います」

と話している。

   08年度の世界の照明市場は約9兆円で、そのうちLED照明はおよそ3000億円だが、12年度には照明市場が約11兆円に成長し、そのうちの約2割、2兆円以上がLED照明になるとの見方が出ている。

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