県庁所在地の首長選挙でも30代が勝利
次点となった岡崎幸夫氏(56)の演説には、菅直人代表代行がかけつけ、
「わたくし菅直人とは30年来の、本当に信頼できる男なんです」
などと援護射撃をしたが、一歩及ばなかった。
また、名取憲彦氏(67)も、都議会議員としては20年以上キャリアがあり、05年から07年にかけては、都議会民主党の幹事長を務めてもいたが、前出の岡崎さんと同程度の得票にとどまった。なお、名取氏は、労組を基盤とする「東京民社協会」の会長という肩書きも持っている。
都議会選挙に限らず、最近の県庁所在地の首長選挙を見ても、7月12日投開票の奈良市長選では、5月に立候補を表明したばかりにNPO法人役員の仲川元庸氏(33)(民主推薦)が、前市長・鍵田忠兵衛氏(51)(自民、公明推薦)を破って当選を果たしている。09年6月の千葉市長選でも、元市議の熊谷俊人氏(31)(民主推薦)が、元副市長の林孝二郎氏(63)(自民、公明推薦)と元市議の結城房江さん(65)(共産公認)を破ってもいる。
「30代」が総選挙でも旋風を巻き起こすかもしれない。