臓器移植法の改正案は2009年7月13日午後、参院本会議で採決され、脳死を一般的な「人の死」と位置づけ、脳死後臓器提供の年齢制限を撤廃、家族の承諾のみで臓器提供を可能とする「A案」(衆院通過)が賛成138、反対82の賛成多数で可決、成立した。同法は1997年に成立・施行されてから初めての改正となる。
A案に先立って、脳死を現行法通り臓器移植時に限って「人の死」とするA案修正案が採決されたが、反対多数で否決された。A案の対案として提出された「子どもの脳死臨時調査会」の設置を盛り込んだ法案は採決されずに廃案となった。