関東では甘めの卵焼き、関西ではだし巻き卵が主流
もっとも、この議論に関して、SNS「mixi」内にもコミュニティ「卵焼きは甘い派」と「甘い卵焼きとかほんと無理」と、対立する2つがある。この話題、根が深いらしい。後者のコミュニティによると、結婚後、夫の家庭の味が「甘い」ことに驚いたという人は少なからずいるようだ。
ちなみに、発言小町では翌7月8日、今度は「卵焼きの味と地域の関係を考察する」と題した話題が記載され、住まいや出身地域などによる味の違いを特定しようという試みも行われた。100件以上の書き込みが寄せられたが地域性はいまひとつわからなかった。
さて、ABCクッキングスタジオ商品開発グループ長の粟野幸恵さんによると、「卵焼きは一般的には、関東では砂糖を加え甘めにした卵焼き、関西ではだし巻き卵が主流と言われています。もっとも、卵焼きは、家庭の味が色濃い料理で一概には言えません。家庭によって味はまちまちだと思います。慣れ親しんだ味以外を口にして、戸惑うことはあるかもしれませんね」と話している。
なお、ABCクッキングスタジオで「卵焼き」を教える際には、砂糖・みりんを少量加えるとのこと。これは甘みを少し加えるのと、砂糖を入れることでふっくら仕上げるためだという。