ファンドマネジャーいらない ロボット運用する投信登場

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「カブロボ」は日々開発、改良されている

   投資家が期待するのは手数料だ。ファンドマネジャーの仕事が効率化されれば、ファンドにかかる手数料の値下げも見込める。「カブロボファンド」の信託報酬は1.47%で、発売されている投資信託のものと変わらない水準だが、信託報酬が低い上場投資信託(ETF)よりは高い。

   マネックスは、「プログラムの開発費用や、カブロボを開発した人へのライセンスフィーなどがあります」と説明する。ただ、いまはむずかしいが、カブロボが普及してくれば下がる可能性はある。

   じつは「カブロボ」はすでに4000体以上が存在し稼働中という。この投信で銘柄選定などにあたる4体のカブロボは、投資を助言するトレード・サイエンス社が持つ4000体の中から選んだ。プログラムを開発したのは、大学や企業の研究者、個人投資家で、なかには人工知能を搭載したロボットまである。こうしたカブロボを、仮想の運用成績を競う「カブロボ・コンテスト」を通じて募集したところ、参加者は1万9000人を超えた。

   マネックスは「スタート時は4体ですが、株式市況などを見ながらプログラムの入れ替えを行う予定です。カブロボは日々開発、改良されていますから」と話す。

   これでは「できる」ファンドマネジャーもうかうかできない。

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