どの車両でも同様の現象が起こるわけではない
もっとも、どの車両でも同様の現象が起こるわけではない。同研究所は「最新の車両では遮断版を設けており、こうした現象は起きません。しかし、10年以上経っている古い型の車両の場合は遮断版がなく、くわえて、リアクトルも人通りのあるところに設置されていた可能性があります」と指摘する。
なお、この現象は、人体への影響が懸念される電磁波とは別であり、磁石の仕組みが働いたに過ぎない。そのため、人体への影響はないだろうとうする。一方、精密機械やカード類も差し支えないようだが、しかし、カードや機械によっては一概にそう言えないため、注意が必要とのことだった。
神戸新交通総務課によると現在、人体や精密機械への影響を調査中といい、「調査結果はホームページを通じて、早めに報告したい。(磁気の)測定値を基に、しかるべき対処をとりたいと考えています」と話している。