「職場は昔から長時間勤務で、当たり前の勤務」?
5月19日の会合でも、杉村宏・前センター長が、やはり「代押し」と「中抜け」を裏付ける証言をし、「管理責任を感じる」と述べた。
ところが、問題の職員本人が登場した7月6日の会合は、予想外の展開となった。吉川義彦・前市長=問題発覚後の08年10月の市長選で落選=が「責任者として反省している」と述べる一方、職員本人の証言は、これまでの市側の証言とは食い違うものとなった。
塗料缶の焼却については「断れなかった」と認める一方、超過勤務については
「職場は昔から長時間勤務で、当たり前の勤務」
と正当化。勤務については「つらくなかった」とも述べた。一方、「中抜け」してパチンコなどに出かけていたと指摘されていることについては、
「休憩時間をずらして行ったことがある」
などと述べた。
百条委員会の委員長は、今後の調査の見通しなどについては「電話では取材は受けられない」と明らかにしなかったが、同委員会では、9月の市議会までに、これまでの資料や証言などをもとに、最終報告をまとめるものとみられる。