アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン」 信じられない低視聴率のナゾ

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   日本テレビ系で放送されたアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の視聴率が12.7%(関東地区)という予想外の低さになった。高視聴率を予想する向きもあっただけに、「何かの間違いだろう」といった見方も出ていた。その真相は?

「千と千尋の神隠し」46.9%で「ヱヴァ」は12.7%

   「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は、社会現象にもなったテレビシリーズ1~6話をベースに作られたもので、2007年9月に劇場公開したところ興行収入が20億円、DVDは60万枚を売り上げるなど大ヒットを記録した。地上波初として2009年7月3日21時から「金曜ロードショー」で放送された。劇場公開版やDVD版とも異なる「特別バージョン」という前振りもあって、高視聴率が予想されていたが、ビデオリサーチの調べによると結果は12.7%だった。ちなみに、「金曜ロードショー」で放送されたアニメ映画は「千と千尋の神隠し」が46.9%、「もののけ姫」が35.1%(ビデオリサーチ調査)など高視聴率を記録している。

   今や日本を代表するアニメに位置付けられている「ヱヴァンゲリヲン」だけに、12.7%という視聴率が低すぎるとして、

「放送時に『25%行ったな!! 』と書き込んでた奴、涙目。それ読んで『そうかもね』思った俺、見る目なし」
「しょせんアニメは一部のオタクのためのもの」
「録画率なら50%超えてるんじゃね?俺も録画だけだし」

といった意見がネット上には出ている。

   あれほどヒットしたアニメ映画が、なぜテレビ放送で視聴率が予想以上に低かったのか。その謎をとくカギがある。録画予約数調査で日本最大のソネット「Gガイド・テレビ王国」によれば、なんと、録画予約数では「歴代アニメの中でも断トツに高い数字」だったという。「Gガイド・テレビ王国」は全国の番組(地上デジタル・アナログ、BSデジタル・アナログとスカパー!・スカパー!e2)が調査対象で、視聴者がパソコンを使って同サイトの番組予約ボタンをクリックすればパソコンに録画、予約数がカウントされる。HDDレコーダーにも録画予約が可能で、月間に700万件以上の予約が行われている。

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