自民党からの出馬の可能性濃厚
また、かつては「蜜月状態」とも言われてきた橋下徹大阪府知事との距離も広がっている様子だ。両知事は、「首長連合」で連携を模索するとみられてきたが、7月5日になって、橋下知事は「東国原知事と組めば、自民・公明応援の猿芝居と思われても仕方がない」とバッサリ。
そんな中、7月5日に宮崎県を訪れて東国原知事と会談した金子一義国交相は、翌7月6日には「彼が決断するなら応援したい」と、出馬への期待感を隠さなかった。金子氏は東国原知事との会談の際に、東国原知事が立候補の条件としている「全国知事会の地方分権に関する方針を自民党のマニフェストに盛り込む」という点について、受け入れの方針を伝えたとも報じられている。仮にこれが本当であれば、自民党からの出馬の可能性がさらに濃厚になるとも言える。
一方の東国原知事は、世論調査の結果についてコメントを求められると、
「期待されている証拠というか、今までの仕事を評価されている裏返し」
と、改めて国政への意欲を示した。世論からの逆風の中、出馬の可能性は日に日に高くなっているというのが実際のところで、自民党にとっては「デスマーチ」の様相すら呈してきた。