投資家に人気の海外ETF 「金銭信託型」も登場

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「金銭信託型ETFは今後の品揃えには欠かせない」

   とはいえ、海外ETFの売れ行きは好調。楽天証券は、「リーマン・ショック以降、インデックス投資への注目が高まった。個別の銘柄に投資するのは倒産リスクなどを考えると躊躇するが、ETFであれば銘柄の入れ替えもあるし、そのリスクを抑えられる。かなりの勢いにある」と強気だ。

   海外ETFの担当者は「日本には、米ダウ工業株30種平均に連動する『DIAMONDS(ダイアモンズ)』や、スタンダード&プアーズ(S&P)500種指数に連動する『S&P500』のような海外ETFの本流ともいえる商品がないんです」とこぼす。

   こうした商品は、国内ETFのTOPIXや日経225株式に連動するETFと同じように、価格情報が入手しやすいし、なじみがある指数なので売買しやすい。海外ETFは投資初心者には敷居が高いイメージがあるが、身近に感じられるようにもなる。「金銭信託型ETFは今後の品揃えには欠かせない。活発な売買も期待できる」と話す。

   最近は米国でも、中国A株やインド株などの「現物」に投資できない個人投資家に海外ETFは人気だという。また、「中長期的な投資に適している」とされる海外ETFだが、「米国の投資家のうち、約30%が短期でも売買している」など、投資方法にも変化が現れてきているという。

   海外ETFの増加によって、日本でもそんな投資の仕方が増えるのかもしれない。

1 2
姉妹サイト