西武鉄道は「そのまま」持ち込める特別列車運行
小田急電鉄の場合、自転車は1人2つまで持ち込むことができるが、1個30kgを超えることはできない。しかも、長さが200cm以内、縦、横、奥行きの合計も250cm以内とされる。昨今の健康志向による「自転車ブーム」を受けて、この1年ほど乗客から「自転車を持ち込んでいいですか?」という問い合わせが「お客様センター」に多く寄せられるのだという。
「やはり沿線に観光地が多いですから。箱根だけでなく、ハイキングコースとして人気のある丹沢大山や、サイクリングスポットとして知られる宮ヶ瀬湖などもあります」(小田急)
一方西武鉄道は、掲示には参加しているが、自転車愛好家を積極的に呼び込むイベントも開催している。「秩父サイクルトレイン」という、1日限定で池袋駅から西武秩父駅の区間、自転車を「そのまま」持ち込める特別列車を往復で運行させるイベントで、これまで3回開催された。07年11月の第1回には、250名の定員に1000名以上の応募があったという。西武観光の担当者は「まだはっきりとした日程は決まっていませんが、09年も秋口にやる予定です」と話している。