新生銀行とあおぞら銀行は、2010年10月をめどに合併することで合意した。09年7月1日に統合契約に調印し、正式に発表した。
新銀行の初代社長兼経営最高責任者(CEO)には、足利銀行前頭取の池田憲人氏が就任する。新生銀行の八城政基会長兼社長は合併にあわせて退任する。合併比率は1対1。存続会社は新生銀行で、あおぞら銀行は上場廃止となる。
両行の総資産は合算で約18兆円超となり、中央三井トラスト・ホールディングスを抜いて国内第6位となる。自己資本比率は9.33%、TierI比率は8.00%(09年3月末の合算ベース)。特定の金融グループに属さない中立性を保ち、「メガバンクでも地域金融機関でもないユニークかつ革新的な銀行」をめざす。
新社長となる池田氏は61歳。横浜銀行から一時国有化された足利銀行の頭取に就任、再建に手腕を発揮した。