5月の完全失業率5.2%に悪化 有効求人倍率は過去最低を更新

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   総務省が2009年6月30日に発表した労働力調査(速報)によると、5月の完全失業率(季節調整値)は前月に比べて0.2ポイント悪化して5.2%となった。4か月連続で悪化した。男性は5.4%と、前月比0.1ポイント悪化、女性は4.9%で同0.3ポイント悪化した。

   完全失業者数は347万人で、前年同月比で77万人増えた。7か月連続の増加。就労者数は6342万人で、同136万人の減少。16か月連続で減少した。

   産業別では、製造業やサービス業、建設業で減少したが、卸売業・小売業、生活関連サービス業、娯楽業などで増加した。

   また、厚生労働省が同日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、0.44倍と前月から0.02ポイント低下し、過去最低を更新した。厚労省は雇用判断を「さらに厳しさを増している」と5か月ぶりに下方修正した。

   製造業などの在庫調整が進み、生産の持ち直しの動きが広がるなかで、雇用情勢は厳しい状況が続いている。

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