東国原知事本当にやる気満々 「国を変えるために私は国政に行く」

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   自民党の古賀誠選挙対策委員長から衆議院選出馬を要請され、出馬の条件に自民党総裁候補にすることを突きつけた東国原英夫宮崎県知事は、2009年6月24日の記者会見で、「この国を変えるために私は国に行く」と、まるで出馬表明のような発言をした。東国原知事が国政に移る気満々なのは間違いなく、自民が要求を蹴った場合、「民主党からの出馬もあるのではないか」と推測する専門家も出ている。

「本気だったら凄すぎる」

東国原知事
東国原知事

   6月23日に行われた宮崎県庁での古賀委員長との会談後、東国原知事は次期衆議院選挙出馬を要請されたと記者団に語った。自分が出馬する条件の一つとして挙げたのが、「私を次期総裁候補として次期衆議院選挙を戦う覚悟はありますか」だった。いつ総裁を狙うのかという質問が出て、記者から「東国原総理の下で今度の衆院選を戦う気があるのか、と(古賀委員長に)言ったのか」と問われると、「そういうことを言わせて頂きました」と答えた。

   自民党議員はこの発言に反発。松波健四郎議員は苦々しい顔で「東国原君、顔を洗ってくれたまえ」。笹川尭総務会長は「あほらしい…のぼせないほうがいいよ」、大島理森国会対策委員長は「国政での努力、経験、見識を踏まえて発言すべき」と批判が相次いだ。橋下徹大阪府知事は、「本当に言ったんですか?シャレでしょ」「断る理由で言ったんじゃないですか?度胸ありますね。本気だったら凄すぎる」などと記者団に話していた。

   そんな東国原知事、翌日の会見では、まるで「出馬表明」と疑われても仕方のないような話しぶりだった。自分の発言に対しバッシングのようなものがあったが、自分は真面目に真剣に言ったことだと強調。記者から、出馬するとすれば宮崎県民にどう説明するのかを問われると、「条件が揃えば」と前置きした上で、

「国の統治システムを変えなければ地方の再生はない。今のままではダメ。思い切って宮崎のために、宮崎を含めた地方のために、この国を変えるために私は国に行くと県民の皆さんには言わせて頂きたい」

   と熱く語った。

   この日の情報番組は、朝から東国原知事の衆議院選出馬についての話題で持ちきりだった。ABC放送の「おはようコール ABC」で、作家の若一 光司さんは、東国原知事が国政に関心があるのは間違いない、としてこう語った。

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