「強制力はありませんが、呼びかけ、お願いしていきます」
総務省によると、地方たばこ税は、「できるだけ消費地に近いところに納められるように」という主旨で定められた税制度。卸売業者が小売店に販売するときに、小売店の所在する都道府県と市区町村に納税される。たばこ1本あたり約4.4円課税され、1箱20本入りの「マイルドセブン」の場合、小売定価300円のうち約87円が都道府県と市区町村に納められる。
秋田県の税務課の担当者は、「どの程度の税収が見込めるかはわからない」としながらも、
「まず、パチンコの景品たばことして、どのくらいの数量が県外から入っているか、県の遊技業協同組合と協力して把握します。地方たばこ税は秋田県の貴重な財源です。強制力はありませんが、たばこは県内で購入するよう呼びかけ、地方たばこ税の本来の主旨に沿う形で税金が収まるようにしていただければと、お願いしていきます」
と話している。