日本一「宝くじ」当たる県 その理由は「神がかり」?

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   佐賀県は「神がかり的」に宝くじが当たる県、なのだそうだ。2009年6月の「ドリームジャンボ宝くじ」では、1等(2億円)が1本、2等(1億円)が1本出た。2007年は高額当選率で全国1位。一年間に1等が7本出た年もある。同県の宝くじ販売会社によれば「神がかりとしかいえない」というほどなのだ。

1億円以上の当たりは01年から08年まで34本

   全国(ジャンボ)の宝くじ販売額は99年の5246億円をピークに、04年は4597億円、07年は4051億円と減少している。購入者数に変動は少ないものの、不況の影響などで一人当たりの購入枚数が減っている。しかし、佐賀県に限ってはこの10年間ずっと販売額が伸び続けているというのだ。

   「宝くじが当たる県」佐賀県を一躍有名にしたのが、サマージャンボの1億円が03年に6本出たこと。東京や大阪といった大都市に比べ販売枚数は少ないのに、01年から08年まで1億円以上の当たりは34本。07年、08年は1等が2本、2等が2本出た。佐賀県庁によれば、100万円以上の高額当選比率は05年度が全国8位、06年度が2位。07年度は1位に躍り出た。08年度はまだ集計されていないが、なぜこんなに当たるのか。

恵比寿様のご利益??

   佐賀県の宝くじ販売大手エスエヌシー佐賀支店は、これには理由がある、といいたげだ。今回の「ドリームジャンボ」1等、2等が出た「佐賀西友」の宝くじ売り場に、宝くじ当選を祈念して、08年2月恵比寿さん像を建立した。同社は、

「宝くじがなぜ佐賀県で当たるのかを想像してみると、県内には恵比寿様像が街中に400体あります。そして、宝くじが当たると伝えられる宝満神社もあるんです」

と説明する。

   恵比寿さんは金運・商売繁盛と結びつく神様。佐賀県民は恵比寿さんに囲まれて生活していると言われるほど馴染みの深いものだ。唐津市にある「宝満神社」は、前宝くじが当たるという「御利益」で知られ、宝くじを買った県内外の人達がお参りに訪れる。08年12月には神社の前に巨大な門松「ジャンボ門松」を設置した。「ジャンボ」の名称は「年末ジャンボ宝くじ」にちなんでいる。

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