「ポスト麻生」自民総裁 候補は石原か舛添しかいない

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小池百合子も総裁候補

   政治アナリストの伊藤惇夫さんは、総選挙は、かなり早くなるか、ずっと先送りになるかのどちらかという見方が出ていると指摘する。

「都議選に負ければ、麻生さんが首になる可能性が高いですね。そこで、都議選の前に解散しようとすると、7月3~17日までは天皇陛下がカナダをご訪問なさるので、その前にする可能性があるでしょう。8月2日投開票の線で解散になるのでは」

この点は、テレ朝の三反園さんと同様な見方を示した。

   もし先送りになって、都議選後も麻生続投なら、9月10日の任期満了ぎりぎりまで解散が伸びて、10月18日投開票も考えられているという。麻生首相が支持率回復を待つはずだからだ。

   もし、都議選惨敗で麻生首相が辞任した場合について、伊藤さんは、舛添氏か石原氏か、思い切って小池百合子氏が総裁候補になるとみる。「3代続けて国民の人気が高い人を総裁にしてきた流れなら、今度もそうするでしょう。辞任後の世論調査で、最も国民の支持が高い人になるはずです」

   都議選を乗り切れば、麻生首相で行かざるを得ないという。「これまで国民の信を問わずに4人目の新総理で行けば、たらい回しだと国民が許さないでしょう。人気者を担いでも、惨敗する可能性があります」

   いずれにせよ、総選挙では、自民党は苦戦すると伊藤さんは言う。

「あまり策はありませんが、比例で負けても、個人対個人の戦いである小選挙区で生き残る可能性はあります。粘り強く戦うしかないでしょうね」
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