証券会社、7割の219社が赤字 09年3月決算

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   2009年3月期決算で、全国の証券会社の約7割にあたる219社が赤字となったことが、日本証券業協会のまとめでわかった。09年6月16日に決算概況(速報値)を発表した。

   全国316社の証券会社のうち、当期純損失となったのは国内証券会社202社、外国証券会社17社だった。合計219社は全体の69.3%にあたる。前期より48社も増加した。

   営業損失は、前期比8933億円減少のマイナス3121億円、経常損失は同9024億円減少のマイナス2445億円、当期純損益は同2007億円減少してマイナス3465億円と、それぞれ大幅に減少して赤字を計上した。

   営業収益は前期比31%減の3兆1569億円。このうち、受入手数料は同36%減の1兆8029億円。株券委託手数料、新規株式公開に係る引き受け・売出手数料、投資信託の募集・売出手数料が軒並み大幅に減少した。また、トレーディング損益は、金融危機による市場の混乱によって自己売買が不振で、前期比27%減の4232億円となった。

   サブプライムローン問題以降の株式市場の低迷と、リーマンショックによる世界的な金融危機で、証券会社は厳しい経営環境におかれている。

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