各社の世論調査で内閣支持率急落 「麻生降ろし」再燃か

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   報道各社が2009年6月13、14日にかけて行った世論調査結果が15日に出そろい、麻生内閣の支持率が各社とも大きく下落した。朝日新聞社と共同新聞社の調査では20%を切った。この結果をうけて、自民党内では総選挙を戦えない、として「麻生降ろし」が再燃する可能性がでてきた。

朝日「民主党の好調が目立つ結果」

   朝日新聞社の世論調査によると、麻生内閣支持率は19%で不支持は65%。内閣支持率は、2月の調査で13%と最低を記録し、民主党の小沢一郎前代表の秘書が起訴された3月以降少しずつ回復。前回5月に行った調査では27%を記録していたが、8ポイントも急落した。日本郵政の社長人事問題で、鳩山前総務相を事実上更迭した麻生首相の対応に関しても、「評価する」が22%で「評価しない」が62%だった。

   また、「民主党中心の政権に代わるのがよい」が52%と初めて半数越え。「自民党中心の政権」を支持する23%を大きく上回り、「民主党の好調が目立つ結果となった」としている。

民主・鳩山氏が麻生首相に大差

   一方、読売新聞社の調査でも、内閣支持率は22.9%と20%台ではあるものの、1週間前(6月5~7日)に行われた調査の29.5%からは6ポイント以上下落した。鳩山前総務相更迭に関しても「必要なかった」とするのが65%で、西川善文社長続投に「納得できない」が67%だった。郵政問題での麻生首相の対応が支持されていないことが浮かび上がり「西川社長の責任問題が再燃する可能性もある」としている。

   「麻生首相と鳩山民主党代表のどちらが首相にふさわしいか」という質問には、鳩山氏が46%で、前回の44%を上回った。政党支持率は、民主29.2%で、25%だった自民を逆転した。

   共同通信社の調べでは、内閣支持率は17.5%。5月の前回調査から8.7ポイント下落した。不支持率は70.6%だった。支持率が10%台にまで落ち込んだことで、「与党内で『麻生降ろし』が再燃する可能性もある」としている。鳩山前総務相更迭に関しては「評価する」は17.5%で、「評価しない」は74.8%だった。

   また、「どちらが首相にふさわしいか」という質問では、鳩山氏が50.4%で、麻生首相の21.5%に大差をつけた。「望ましい政権の枠組み」でも、「民主中心」が35.9%で、「自民中心」が14.9%となっている。

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