定額給付金は、46%が生活費の補てんに回されていることが、日本経済新聞社のインターネット調査でわかった。2009年6月16日付の同紙で報じた。
定額給付金は5月半ばまでに大半の自治体から支給された。その使い道について調査したところ、約半数が給付金の一部あるいは全額をすでに使っていた。具体的な使い道としては、食費が3分の1を占め、各家庭の厳しい台所事情が透けて見える。期待されたレジャーなどの消費全体の底上げへの貢献は薄いようだ。
給付金の支給は標準モデル(夫婦と18歳以下の子ども2人)世帯で6万4000円。なお、この調査は全国の20歳代以上の消費者1000人の回答を集計した。