プロレス団体ノアの社長でレスラーの三沢光晴さん(46)が2009年6月13日夜、試合中に頭部を強打しまもなく死亡した。三沢さんと交流のあった新日本プロレスの蝶野正洋さんらプロレス関係者が14日、それぞれのブログで悲しみを綴っている。
三沢さんと同世代の蝶野さんは、
「三沢光晴氏の突然の訃報、驚きと悲しみにたえません
御家族、関係者御一同、三沢光晴ファンの皆様に、
心よりお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りいたします」
と、短くコメントした。
永田裕志さん(新日)が訃報を受けたのは、京都大会終了後、京都市内で地元のお客と食事会をしている最中だった。
「本当に突然の訃報に落ち着いていられないくらい動揺したが皆さんと一緒だったおかげでなんと落ち着かせることが出来た」
「事実を事実として受けとめられない」
永田さんは三沢さんと何度かタッグマッチで戦ったことがあり、「ひとことで言うととにかく大きな人だった」と振り返る。格下が相手でも、正面からガッチリ受け止めて、「その分お返しは半端じゃなく強烈だった」。
また、最後に会ったのは09年1月3日の東京ドームホテルでの記者会見前に挨拶した時で、「体調はかなり悪そうだった」と明かす。しかし、翌日のドーム大会では、三沢さんのファイトは健在だったそうだ。
「本当に残念でたまらない。三澤さんにはまたまだ業界の象徴として現役で頑張っていて欲しかった。心よりご冥福をお祈り申しあげます」
三沢さんについて「プロレス界の大先輩」で「憧れの人」という小島聡さん(全日本プロレス)はこう書いている。
「事実を事実として受けとめられないし、受けとめたくありません」