20代女性に強まる「専業主婦願望」 理由は「働きたくない」「ラクしたい」

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今の若い世代は「ラク」がキーワード?

   大学院生の女性もいる。

「私の夢は専業主婦になること
4月から大学院の博士課程に在籍しますが、周りの期待を一身に受けようがなにしようが、これだけは譲れません
見事に裏切って専業主婦になってみせます」

   「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という昔ながらの結婚観を支持する20歳代女性は意外に多い。内閣府が5月29日に発表した「2009年版男女共同参画白書」で、「賛成」と答えた女性は20歳代が36.6%で、60歳代の40.2%に次いで多かった。30歳代が34.2%、40歳代が30.7%、50歳代が31.6%となっている。

   20歳代の女性が専業主婦を目指すのは、なぜなのか。

   前出のmixiのコミュによると、専業主婦になりたい理由に「余裕をもって子どもを育てたい」「家事をちゃんとしたい」を挙げる人もいるが、「今の仕事を辞めたい」「働きたくない」「好きなときに寝たい」「日中テレビを見ていたい」と書き込んでいる人も結構いる。

   この傾向は数年前からあるようだ。

   家族社会学が専門の山田昌弘中央大学教授は、

「今の若い世代は『ラク』がキーワード。社会に出て活躍することにさほど希望が持てない追い込まれた状況下で、専業主婦に夢を見いだしているのでは」

と日経新聞(05年5月10日)でコメントしている。

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