「一度、『ロックオン』してしまうと、絶対曲げない人」
これらの「頑固さ」を、どのように読み解けばいいのか。かつて鳩山氏の秘書を務めたジャーナリストの上杉隆さんは、
「発言内容、そのままですよ。背景なんてありません。記者がいろいろなことを無理に深読みしようとするから、間違うんですよ」
と話す。また、上杉さんは、09年6月11日朝のテレビ朝日系「スーパーモーニング」で、
「一度、正義感を求めて『ロックオン』してしまうと、絶対曲げない人。兄(由紀夫氏)も共通していて、一度決めたことは、選挙に落ちようが変えない」
と、「郵政問題」については、その正義感が背景にあると説明している。
しかし、今回の「かんぽ問題」や「人事問題」では、日本郵政を執拗に攻撃するなど、「強硬度」が増しているように見える。
だが、そんな見方に、上杉さんは否定的だ。
「変わっていくのは記者のモノの見方だけで、鳩山さんは変わっていません。『あのまんま』です」