「小銭稼ぎのための転売屋は、大嫌いなんです」
そんなエヴァ熱狂の中、これらの商品がヤフーオークションに出品されている。「ヱヴァケータイ」に関しては入札が最も多いもので87件、12万2000円がつけられていた。ほか、入札があるものでは10~12万円程度の値がつけられていた。出品数は50件近くだ。「箱根補完マップ」も同様で、30件近くが出品されており、500~1000円程度の価格がついている。
一方、映画公式サイト「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」内に掲載されているスタッフによるブログでは、商品がネットオークションで転売されていることに苦言を呈している。エヴァケータイの予約完売を話題にした2009年6月8日の記事では、「結構な高額商品ですのに、驚きです!!」とする一方で、「オークションに上がってる転売品」が気になるとつづる。ブログではさらに、こう書かれている。
「自分が好きでもないのに小銭稼ぎのために限定品を押さえて回る転売屋は、大嫌いなんですよ、私。
だって、そいつらのせいで、ホントに欲しいのに買えなくなる人が出てくるわけでしょ?そいつらがいなけりゃ、買えたのに。
で、買えなかった元凶である転売屋のオークション出品物を、定価よりずっと高い金額で落札するって・・・・・・それ、哀し過ぎますって・・・」
もっとも、無料の「箱根補完マップ」も出品されている事態に対しては、「近日中に、もっと入手しやすくしてもらうよう、お話し中です。あせらず、お知らせをお待ちください」とも書いていた。
ただし、ネット上では「限定で売らなければいいだろ」「欲しい人が全員買えるだけ生産しとけ」「需要と供給が一致してないから転売できるわけだろ」という声もある。