鳩山総務相「続投を認めず、辞任もしない」
これに対して、野党である国民新党の下地幹郎政審会長代行も、横から
「西川さんがやめないといけないですよ、西川さんが」
と加勢。これらのやり取りに対して、石原氏は
「私はそうは思いません。麻生総理が最終的には調整されますけれども、私は西川社長が続投すべきだと思います。要するに、黒字を出している会社の社長を、かんぽの宿のことだけをもって辞めさせるのはおかしい。鳩山総務大臣も麻生総理と親しい方なので、そこは話し合いの中で、(株主総会が行われる頃の)6月の26日、27日までに結論が出ていると思います」
と、改めて西川社長の続投を支持し、両党の「続投問題」に対する立ち位置の違いが浮き彫りになった形だ。
また、当の鳩山氏は、6月8日朝の段階でも、
「こんな話に落としどころなんてある訳がない」
と述べ、従来の「続投を認めず、辞任もしない」という方針を繰り返した。
一方、世間の受け止め方は、自民党に対して「逆風」になっている様子だ。フジテレビ系の情報番組「サキヨミLIVE」が行ったアンケートでは、実に8割が「辞任すべき」と回答。ただし、鳩山氏の姿勢を支持する声は58%にとどまってもいる。