「ウェブ進化論」の梅田望夫 日本のウェブに「失望」

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「"上の人"が隠れて表に出てこない、という日本の現実」

   また、梅田氏は、一部の非常にすぐれた人がウェブを通じて表に出てくれば「知」を共有でき、実際に、英語圏ではそのような層がリーダーシップをとっているとの持論を展開。その上で、

「素晴らしい能力の増幅器たるネットが、サブカルチャー領域以外ではほとんど使わない、"上の人"が隠れて表に出てこない、という日本の現実に対して残念だという思いはあります。そういうところは英語圏との違いがものすごく大きく、僕の目にはそこがクローズアップされて見えてしまうんです」

などと説明している。

   これまでの「ポジティブ思考」から大きく方向転換したともとれる内容なだけに、ネット上での反響は多く、特に、記事に付けられた「はてなブックマーク」の数は1400を超えている。

   書き込まれた内容はというと、記事のタイトル「日本のWebは『「残念』」をもじったのか、

「はてなが残念」
「これは残念」

といったものが目立つ。中には、

「すねちゃったいじけ親父のお話」

という声もあり、梅田さんの心が半ば折れてしまったと感じた「はてブ」利用者も少なくない様子だ。

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